さくら漂う世界フィギュアスケート選手権大会、女王の栄冠はその重み

さくら漂う世界フィギュアスケート選手権大会、女王の栄冠はその重みのある舞に輝いた


少女が大人の女性になるにこれほどの茨の道が必要なのだろうか?
世間の注目のプレッシャーとエゴに振り回され、時に容赦ない非難の集中砲火を浴びその為に必要以上の無理をし挙句の果てに怪我を重ね、心身の苦痛に眠れぬ夜を繰り返す。
迷路に迷い込んだ心は自分自身に嘘をつく病にかかり、体は誘惑の悪魔に支配されていた。


しかし彼女は大切なものから離れることはできなかった。
遠き異国の聖夜に生きた屍になった彼女に、声援と夢を与えられた心は新たに努力という細胞を
吹き込んだのだ。
その努力という細胞を彼女は自分を信じることで増殖させていった。まさに無二の親友の歌声に導かれながら・・・
そして彼女は悟った。
私は私らしく私の総てを表現し尽くせば、自然と前向きな道が開けてくるのだと
総ては新たに生まれ変わった。
ボロボロの体は悲鳴をあげても彼女の意思から暴走することは無くなった。
傷ついた心は自分の力で回復することを覚え、明けない夜が無いことを知った。
いつしかライバルは自分自身になり、勝つこと以上に自分を出し尽くすことが目標になった。
そしてついに彼女が大人の女性になる日が訪れた。
さくら舞い踊る東京の聖夜、世界中の数多きの喜びと涙が渦巻く純白の氷のキャンパス
最後に描かれたのは心身ともに血だらけになりながらも自信と感謝のハートを優しく大切に胸に抱いた美しい姫の少女の自分に分かれを告げる涙だった。




美姫Chan、世界一おめでとう!そして素晴らしい演技を見せてくれてありがとう。
この週末の美姫Chanにさらに成長した姿を見せてもらいました。
本当にミキティから安藤美姫さんに変わりましたよね。
リンク、観客、音楽、シューズ、コーチそしてスケートそのものと美姫Chan自身。
芸術点につながるスピードも大事だけど、自分の大切なものを感謝を込めて大切に扱う、
とても大事なことでとても難しいことだけどそれを全身全霊心を込めた美姫Chanの舞は素晴らしかったしその想いの分だけ今日の日まで心・技・体苦しみ抜いた美姫Chanがいたことを今一度再確認をすると同時にそれを乗り越えた美姫Chanに立派だと心から拍手を送り見習いたいですね。
そういえばトリノ後、美姫Chanはリンクやスタッフへの礼をかかさなくなったとか。
やっぱりフィギュアってその人の人間性がでるんですね。
点や結果なんて関係ない、凄いことですよ。
私も明日から心を入れ替えなきゃね。
ただこんなことを書くと他の人に怒られそうだけど、この瞬間からの来期の争いを想像すると見ごたえ十分そうでいろんな意味でワクワクはらはらしますね。
おそらくキムやキミ、コストナーすべての選手が新たな課題を見つけてそこに新たな希望と意気込みを抱いてリンクを後にしているはず。
新たな課題という苦悩であり武器があることの幸せは美姫Chanが一番良く知ってますからね。
美姫Chanも4回転という美姫Chanらしさの象徴を取り戻さないとね。
しーちゃんやシンクロのドデュのようにこれ以上のものはないと美姫Chanが宣言をする日まで気を抜かず応援するので美姫Chanもこれからもがんばってください。
本当にマラディアス!